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橋立の冬は、北風が差し込みとても厳しい。
けれど人々は、豊漁のこの季節を待っています。 |

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橋立から、日本海をのぞめば、寒風と荒波が身に凍みる冬。
この季節数少ない穏やかな日をみて、漁船が出てゆきます。
カニ漁の他に、タラやアンコウ、ハタハタ、ブリといった
魚が獲れますね。
タラやアンコウは、この季節は鍋にしていただきます。
体の芯まで凍えそうな海からの風も、美味しい鍋料理に
舌鼓を打てば、体の中から暖まることができます。
そしてハタハタ、ブリはこの時期一番、脂がのって
とても美味しくいただけます。天然のブリはカニ同様、
この季節に食卓に上がり、お刺身、照り焼き、
かぶらずし(石川県の名産品かぶらにブリを挟み込み、
麹でつけこんだもの)にしていただきます。 |
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風香る春は、大漁を願う祭りがもようされ、
橋立に活気があふれてきます。 |

港祭りにきてね〜。 |
4月中旬になると、ワカメ漁が始まります。
まだ厳寒な海に潜って採るワカメは、葉が薄く柔らかく、
絞りが良いので、刺身、しゃぶしゃぶなどの、
シンプルなワカメ料理に最適です。
そして春の旬物「たけのこ」が出始めると、
ワカメと一緒に煮る「わかたけ煮」が食卓を彩ります。
5月の最後の日曜日には「港まつり」があり、
大小数十隻の大漁旗や飾りをつけた漁船が汽笛をならし、
大漁旗をなびかせて進む光景は壮観ですよ!
また港では、大鍋、鮮魚の安売り市でにぎわいます。 |
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よその漁場ではみかけることの出来ない、
大きなアワビが、観光客の目を驚かせます。 |

↑岩ガキも大きいでしょ! |
初夏を迎え、浜辺には「浜茶屋」が建ち並び、
県内・外からの海水浴客の歓声が響いてきます。
浜辺のずっと先の岩場のあたりでは、海士(海女)達が、
もずく、岩ガキ、サザエ、アワビを採ってきます。
もずくは二杯酢、三杯酢やお味噌汁(レシピ参照)
にしていただきます。
岩がきはレモンを少し絞って、サザエはお刺身、つぼ焼きにして
いただけば、磯の香りが食欲をそそります。
そしてアワビは橋立では大人の手のひらほどの
ものが採れます。高級食材の風格が漂いますね。
身が厚く、引き締まっているので、お刺身にしても大変
美味しいのですが、ステーキにしていただくと、
よりいっそう美味しいんですよ!
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底引き網漁が解禁になるこの季節からの
「甘エビ」は、口の中でとろけるほど絶品ですよ。 |

北陸の甘海老は一味違うね。 |
暑い夏が終わる頃、待ちに待った底引き網漁が、
始まり、アカガレイ、メギス、ヒラメ、タイといった魚が
市場をにぎわせます。
そして、秋の日本海の王者といえば、甘エビ!
口の中でトロリ溶ける名前の通り、ほんのり甘い
「甘エビ」と少し燗をした日本酒でちょっと一杯なんて乙ですよ!
甘エビは、地元では、大きさによって独特の呼び方があります。
大がおとっつぁん。子持ちがおっかさん。中がしんこ。小がぴん。
なるほど!と妙に納得してしまうネーミングですよね。
浜のおばちゃんが、一枚一枚丁寧に一夜干しした
アカガレイの干物は、遠火でジュジュっと焼いていただくと、
旨みと味わいが増し、酒の肴にピッタリです。
メギスは「浜入り」といった塩だけで煮たものが、
ここ橋立ではよく食べられます。 |
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